会社:エミリア・ロマーニャ州担当:ドゥカティ・コルセ 活動期間:2000年、2002年、2004年
エミリア・ロマーニャ州には、観光振興に関する規定(Errani法7/98)があり、民間企業家によるプロジェクトに公的資金を利用することができる。各プロジェクトは、特定の客層を満足させるよう特別にデザインされた観光オファーを含み、ホテル宿泊の面で一定の誘引を確保しなければならない。ドゥカティ・モーターは、2年に1度、ドゥカティストたちの世界的な集いであるワールド・ドゥカティ・ウィークエンド(WDW)を開催している。2000年には23,000人が参加したことから、ドゥカティは2002年に開催期間を1週間に延長し、大成功を収めた。法律7/98を慎重に検討した結果、RTRは、ドゥカティ・モーター、特にWDWの活動が、ロマーニャ・リヴィエラおよびエミリア・ロマーニャ州全体の観光プロモーションの強力なツールとなるようなプログラムを策定した。
世界各地から集まった熱狂的なファンたちは、モータースポーツ・イベントと、彼らのために特別にデザインされたホリデー・パッケージのいずれかを組み合わせることができた。 平均滞在日数が3日間と推定されたおかげで、誘発された収入は相当なものであった。 この誘発収入が閑散期に生み出されたものであることを考慮すれば、すべてがさらに重要な意味を持つ。 したがって、WDWは、ロマーニャ州にとって、「二輪車」で休暇を過ごす人々を特に対象とした観光オファーを開発するためのユニークな手段であった。ドゥカティ・モーター社とドゥカティ州は、このコラボレーションをきっかけに、また「モト・ツーリスト」に対する注目の証として、エミリア・ロマーニャ州の最も特徴的なルートをバイクで走る20の観光ルートを特定した。ドゥカティ・モーターと州は、エミリア・ロマーニャ州の最も特徴的なルートをバイクで走る20の観光コースを特定し、2001年春に書籍として出版した。